第4便については、GW期間中の渋滞も考慮しチャーターバスを仕立て20名体制で現地に出向くことになった。現地でコーディネートしていただいている阿部俊紀 氏(元仙台青年会議所理事長)と相談をし避難所での炊出しと清掃活動を行うことになった。阿部氏によると、仙台青年会議所の現理事長、齋藤氏や東日本復興支援市民団体 Sweet Treat311の立花氏等々との打合せで「静岡の皆さんで石巻市郊外のまだ支援活動が成されていないエリアに行けないか!」という要望に応えての決定です。
避難所で行う炊出しについては、1ブースを完結できるように設営して欲しいとの事でメニューの選定については静岡の企業様から沢山の協賛を頂いた静岡おでんとお汁粉・静岡茶を行なうことになった。
【5月2日 10:00~20:00】
支援物資の整理と、静岡おでんの仕込みを開始した。おでん材料については、各社から協賛をいただきそろえることになった。
おでん材料協賛企業一覧(600食相当分)
黒はんぺん・ねり製品 | さすぼし水産様 |
こんにゃく | 桜井蒟蒻店様 |
大根・果物 | 伊勢籐商店様 |
牛スジ・ウインナー | 青野ミート様 |
プラ容器・割り箸等 | 静岡産業社様 |
炊出し当日の現地入り時間が不確定の為、事前に準備することになった。
先に、昆布を煮込み昆布だしをとり、後に大根の皮むき&カットしたものを下湯でした。作業には女性ボランティアの方にも御協力いただいた。
次に牛スジを煮込み食べやすい大きさにカット。だしをとった昆布は、
短冊状にきり結んで具材として利用した。出来上がった材料は冷却し
コンテナケースに詰め込んだ。
短冊状にきり結んで具材として利用した。出来上がった材料は冷却し
コンテナケースに詰め込んだ。
残ったスープをポリタンクに
入れ約80リットルのおでんスープとして
用意した。
【5月2日 21:30】
【5月3日 8:30】石巻市立北上中学校(宮城県石巻市北上町十三浜字小田93-1)
こちらの避難所には約200名程度が避難しており、近隣には小規模避難所(100名以下)が2箇所ある。ライフラインについては、ガス・電気は復旧しているが水道は消毒のためカルキが大量に入れられていて飲めないため、飲料水に関してはタンクが用意されていた。
被災後、2回しか炊き出しが行なわれていないとのことであった。こちらの避難所にはPCに慣れている方がおらず情報の発信がうまくいっていないようであった。
被災後、2回しか炊き出しが行なわれていないとのことであった。こちらの避難所にはPCに慣れている方がおらず情報の発信がうまくいっていないようであった。
【5月3日 11:30~】配布開始
静岡おでん・お汁粉・静岡茶の配布を開始した。避難所内でアナウンスをしていただき沢山の方に食べていただいた。近隣避難所からも車でお越しいただき50名分おでんを取りに来ていただいたり、自宅避難されている方も鍋をもって寄っていただいたりして、おでん約250食、お汁粉約150食、を配布することができた。
配布終了後、避難所の責任者の方と面談し、支援物資をお渡しした。今後の要望などをお伺いしたところ、冬物の衣類・寝具はあるがそろそろ夏物が欲しいとのことだった。炊出し当日も、天候にめぐまれ、長袖Tシャツでも汗ばむくらいで、子供の中には半袖の子もいた。
第四便レポート 2石巻市立北上中学校 清掃編に続く
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